任意売却できないことってあるの?

競売より任意売却の方がいいことはわかった!
でも任意売却できないってどういうこと??

住宅ローンが返せなくなって自宅を任意売却することに決めた。
危うく競売で清算するところだったが、落札される前に任意売却できることになって少しホッとしている。

【POINT】
競売より任意売却の方が高く売れるし、売却後も住み続けられることもあるので、
同じ売るなら絶対「任意売却」!!

でも、任意売却できないこともあるって本当?
できなかったらどうなるの?

以下に「任意売却できないケースについてご説明します。

任意売却できないケースとは!?

競売より任意売却の方が利点が多いことはもうご存知かと思いますが、
それなら全員任意売却にしますよね?
でも競売にて清算してしまう人も実際にいます。

任意売却できないケースとは何なのでしょう?
以下に簡単にご説明します。

<1>債権者(銀行など)が任意売却を認めてくれない

自分だけの判断で任意売却はできません。
マイホームを購入したときにお金を借りた銀行から許可をもらわないといけません。
任意売却の許可をちゃんともらうために、銀行との交渉や話の進め方を丁寧に工夫してやっていかねばなりませんので、
いきなり銀行に相談する前にまずは弊社に現状をお聞かせください。

<2>売却額が住宅ローンの残高よりも低い

上記<1>の銀行員と任意売却の交渉をする際、
任意売却にて売却する金額とローン残高はとても重要な要素になります。

売却額がローン残高を大幅に下回ってしまうと、
売却しても完済は難しいと判断され、許可してくれない可能性があります。

これを回避するには、
まずは、いくらで売れるかを正確に算出することが大切です。
そして「高く売ってくれる」不動産業者の協力も必要です。
不動産とは、同じ物件でも買う人によって金額が変わります。
また、社会情勢なども多分に影響してきますので、
そういった背景を理解し、1番の高値で売却することが必要です。

<3>共同名義人・連帯保証人の許可がもらえない

自宅などを売却する場合、配偶者や親族が連帯保証人になってるケースが多くあります。
通常は何らかの事情で売却したいときにスムーズに同意してもらえると思いますが、
離婚している場合はそうはいきません。
離婚理由にもよりますが、いわゆる「ケンカ別れ」ですと素直に同意してくれないことがあります。
もし、こういったケースでお悩みの方がいらっしゃいましたら、
当事者間だけで話をするのではなく、弁護士などの第三者を介すようにしましょう。

<4>任意売却するための時間的な余裕が無い

せっかく任意売却しようという決断ができても、すでに数ヶ月も滞納していたのでは任意売却する前に競売を開始されてしまいます。
任意売却を決断してから、実際に売却されるまでに数ヶ月を要しますので、
滞納したらすぐ、もっと言えば滞納しそうになったらすぐにご相談ください。
早め早めの行動が後の状況をより良くします。

取り返しがつかなくなる前に早めのご相談を!

ご相談に来られる方で、
すでに競売開始の通知が来ていて、これはどうしたら良いでしょうか?という状況の方がいます。
まだギリギリセーフですが、
もしかしたら競売となって追い出されてしまう可能性も十分にあります。

大切なことは「事前に相談する」ことです。
もちろん相談料などの費用はかかりませんので、
ちょっと不安とか滞納しそうだけどどうしたら良い?でも結構ですのでまずはお問い合わせください。
何も問題なければ安心ですし、もしかしたら重大なことを見落としている可能性もあります。
そういった場合に、先に把握できていると、対応方法も大幅に楽になります。

少しでも不安がある方は、ぜひご遠慮なくお問い合わせください。