近い将来にローンを滞納してしまうかもと不安な方、
すでにローンを滞納してしまった方、
「今後どうなってしまうのだろう・・・」とご不安になられてると思います。
でも、今後このままだとどうなるか、それがわかれば対処することができます。
的確に対処することができればキズは広がらずに済みます。
1番怖いのは「何もしないこと」という意味も込めまして、不安が大きくなってしまうかもしれませんが、あえて、このまま放置しておくとどうなってしまうのか、ということからお話したいと思います。
ローンを滞納すると・・・
①銀行からの督促
ローンの滞納1回目~3回目くらいまでは銀行からの督促の嵐となります。
書面から始まり電話、場合によっては銀行の担当者が直接自宅に訪問してきます。
よくイメージする「〇〇さーん!お金返してくださいよー!」と大声で叫んで玄関のドアをガンガン叩いてくるというのはさすがに無いようですが、
人によってはかなり高圧的に返済を迫ってくることもあるようです。
(こればかりは借りたお金は返すのが当たり前なのでしょうがないですが・・・)
電話で返済できない状況を説明しても、少しだけでも良いから待ってくれないかとお願いをしても、まず認めてはくれません。
このような督促をされても返済ができないと、さらに厳しい督促や催告書が送られてきます。
一般的には「一括返済しろ」「差し押さえする」「競売の手続きをする」といった内容です。
②一括返済請求
滞納して3回目~6回目くらいになると「期限の利益を喪失」するという旨の書面が届きます。
これは簡単にして言い換えると「残債を一括返済しろ」ということです。
お金を借りるときにローンを組むと、毎月いくらという風に分割してして返済することができます。
この債務者(お金を借りた人)の権利を「期限の利益」といいます。
この権利は返済を滞納してしまうと失ってしまいます。
これを「期限の利益の喪失」といい、つまり、分割して返済するんじゃなくて一括で返済しろということになります。
しかし、毎月の返済が困難な人が大金を一括返済できるはずがありません。
ほとんどの場合は、担保として提供している家や土地などの不動産を売って返済することになります。
③代位弁済と債権譲渡
ここから少し難しくなってくるのでわかりやすく簡単にご説明します。
まず代位弁済(だいいべんさい)というのは、
ローンを返せなくなって滞納してしまうと、債務者(お金を借りた人)の代わりに、保証会社が銀行に一括返済します。
これを代位弁済といいます。
なので銀行はお金が返ってきてこれにて終了となるのですが、
その代わり保証会社から督促が来ることになります。
④不動産の売却
ここが今後の人生が大きく変わるキーポイントです。
一括返済をするために売却をしなければなりません。
一般的に方法は2つです。
1,任意売却
2,競売
2つの違いは一言でいうと「天国と地獄」くらい違います。
任意売却というのは、
債権者(お金を貸している側。銀行や保証会社のこと)と交渉・打ち合わせし、
ご自宅や土地などの不動産を売却した結果、仮に一括返済ができなくとも、無理しない範囲で残金を分割で返済していけるようにすることです。
今住んでいるご自宅も退去することなく、今までの生活を維持しながら無理のない返済をしていく形となります。
もちろん交渉の結果、認められない場合もありますが、チャレンジする価値は十二分にあります。
一方、競売というのは、
こちらの意思に関係なく、強制的に売却されてしまい、しかも売却後は必ず退去しなくてはなりません。
売却価格も市場に出すより2~3割程度は安くなってしまいますので、一括返済もできず、借金も残り、住む家もなくなるという最悪の結末となります。
一般的には滞納3回~6回くらいの間で競売手続きをされてしまいます。
⑤自己破産
上記④で競売されてしまうと、ほとんどの場合は自己破産することになります。
家もなくなり仕事もなくなってしまえば、当然残りの借金は払えませんので、自己破産となります。
自己破産することのデメリットはたくさんありますので、ここでは割愛しますが、
皆さんも自己破産だけはしたくないと思っているのではないでしょうか。
~効果的な対処法~
ここまでお読みいただきありがとうございます。
不安がさらにおおきくなってしまったかもしれませんが、逆に少し希望が出てきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それは上記④です。
任意売却か競売のところでしっかりとした対処をすれば、絶望する必要はないということです。
まだ④までいってない人は少しだけ余裕がありますし、
④までいってしまった人も任意売却に進めることができれば、まだ希望が持てます。
もっと言ってしまえば、もし競売になってしまった人でも、
落札日の前日までは競売取り消しができます。
まだまだ大丈夫です!
あきらめないでください!
やるべきことは1つです。
どうか早めにご相談ください。
もちろんプライバシーの配慮をしておりますし、相談料等の費用は【完全無料】です。
相談者様にとって、得することはあっても損することは絶対にありません。
まずは現在の状況をお聞かせください。
あきらめるのは、まだ早いです。